革ジャンに最高のメンテを

革ジャンを洗濯する(ドライクリーニング)の工程

ドライクリーニングはオイルなどの油性の汚れの除去に好適であると同時に、革へ水分が入り込むことによる革伸びや、水分を含んだ自重による破損の恐れが少ない為、ムートンや革の劣化が進んでいるビンテージジャケットなどのデリケートな革質に適している。

汚れ落しと栄養補給が同時に行われる(リンスインシャンプーのようなイメージ)のが特徴的な洗い方である。

 

1.前処理

ドライ下処理JAC.JPG・水洗い同様に、エアブラシで大きな汚れを除去した後、汚れの付着した箇所へ下処理剤を浸透させる。

・下処理剤には油性の汚れに適したもの、水性の汚れに適したものをそれぞれ用い、ブラシも使い分けて細かな箇所まで下処理を行う。この下地処理に職人のノウハウが活きる。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.洗い

ドライ投入.JPG・下処理を済ませた革ジャンをドライ機械へ投入。洗いの時間は汚れの状態、革質等から判断して設定する。

・数分の洗いに引き続き、機械の中で時間を掛けた脱液が行われる。溶剤にコンディショナーが含まれているため、この段階で栄養補給も完了する。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.乾燥

ドライネット.JPG・時間を掛けたタンブリングを行う為、金属パーツのマスキングは水洗い以上に厳重に行い、型崩れを防ぐ為にネットへ入れる。

・中温の回転ドラム内でじっくり時間を掛けて乾燥させる。

 

ドライ乾燥.JPG・ドラム乾燥が終了後は、型崩れを防ぐよう整えてから更に自然乾燥する。こちらも製品によって乾燥時間は異なるが、ジャケットで10~14日間程かけて十分に溶剤を飛ばす。